Posted on 1 jul 2015
6月23日付でこの文面が掲載されたが、7月1日現在で更に1名が不当拘留されてい
る。(日本列島語・荒訳)この文面では拘留中の同志3名となっているが、現在拘留
中の同志は4名となっている。
非vegan食、隔離、退屈、1時間半程度の日光浴。鉄格子と強化ガラス越しの面会。そ
れらは、拘留中の同志たちが経験している状況の一片である。この文面において、我々
は拘留中のアナキスト同志たちの日常的現状と彼らへの支援方法のあらましを述べた
い。我々は不当拘留に遭っている3同志、特に今後数週間のうちに悪い状況が予想さ
れるMartin同志の支援を呼びかける。また、我々はveganであるMartin同志を尊重し
た食事選択が出来るよう、そして収監者の処遇改善を行うようPankrác(パンク
ラック)拘置所に抗議することを呼びかける。(同拘置所は公式ページにおいて収監
者が菜食も含む13種類の食事を選べるとしている) 事件についての更なる情報(チェ
コ語・英語)は antifenix.noblogs.org で。
FENIX作戦―国家暴力団の潜入活動と事件捏造
2015年4月に、チェコ国家暴力団は、アナキスト・反権力・動物解放の運動に対する
作戦を発動した。この作戦はFENIX作戦と呼ばれ知られている。初動期に多くの
個々人が聴取を受け尋問され、ある者は拘束され、数カ所がガサ入れされた。国家暴
力団は、サーバーコンピューター・PC・フラッシュドライブなどあらゆる電磁的記憶
媒体・カメラ・携帯電話などの通信機器やその他のデジタル機器群を押収した。その
時点においては、この弾圧作戦がどの程度の広がりを持つのか、どれだけの個々人が
モニターされているのか、国家暴力団の企図が何であるのかということについては我々
には把握しきれなかった。 多くの場合において、国家暴力団は異なった財産を捜索
する許可を得るために重要な事実を捏造するか意図的に隠蔽し、拘束しようとする。
詳細は こちらに目を通されたい。 もっとも身近なメディアの注目は”極左テロ”事
件に絞られてきた。当初11名の拘留者であったものから、テロ法関連の公判を待つこ
とを強いられている3名がそのまま拘留されている(Ales, Petr, Martin=FENIX3)。
PetrとMartinは、”テロ攻撃を企図した謀議”の容疑で起訴され、Alesは”武器の不
法所持罪”容疑で起訴された。 今日、我々は国家暴力団がPetrやMartin、今も拘留
されないながら捜査を受けているその他2名を拘束することによって防いだと主張す
る、少なくとも2匹の秘密潜入工作要員によって予定され共同謀議された軍用列車攻
撃の”行動”の全貌を知っている。実践的訓練を受けたそれら国家暴力団が潜入させ
た秘密工作要員は運動内部にうまく潜入し、その情報などを得るためにその信頼を得
ていた。そうした後に、秘密工作要員どもの新たな”友人たち”の監視を確立してか
ら、奴らは当然のように、より戦闘的な行動の必要性について語り始め、奴らは積極
的にその計画の準備に”参加”した。
国家暴力団の送り込んだ2匹の秘密工作要員。
Martin担当の弁護士はインタビューで以下のように言及した:
私が担当している被告の事件は警察の挑発の結果と考えられ、彼はテロ攻撃の
如何なる計画や実行も企図しなかった。彼が言ったように、彼が警察秘密工作要員た
ちに会う事がなかったら、こういったトラブルに巻き込まれることは無かっただろう。
言うまでもなく、総ての出来事を企図したのが国家暴力団であったからだ。奴ら秘密
工作要員の唆せ率先無しに総ての行為は存在さえし得なかった。国家暴力団の目的は
言うまでもなくチェコ国家実効支配地域におけるアナキスト運動総体に疑心暗鬼を醸
成し、脅迫し、分断すること、そして可能な限り多くそのグループ群、活動群、そし
て個々人の情報および繋がりについての情報を収集することであった。 国家暴力団
の潜入活動についての更なる情報は こちら と こちら。
FENIX3とその収監環境―孤独と飢餓
これまでのところ、裁判所による審問は行われていず、それゆえに同志3名は無罪とみなされるべきであるが、現実はセンセーショナルな話題のための飢餓しか期待できないメディアにおいてのみならず、主に拘置所においても推定無罪はどういうわけか忘れ去られ、同志3名は確定囚のように扱われている。 同志3名はチェコ国家実効支配地域内の様々な拘置所に収監された。 Petr はルズィニエ(Ruzyne)拘置所に、 Martin はパンクラック(Pankrác)拘置所に、そして Ales は最近、ブルノ(Brno)にある拘置所に移送された。 少なくとも、Petr同志は数秒なりとも他の収監者たちと会う機会に恵まれているが、Ales同志とMartin同志は社会的接触の僅かな可能性すらない独房監禁の場に収監された。Petr同志とMartin同志は、2週間ごとに1回、4名限定で90分間の面会が許可されている。同志3名は拘置所内の制限区画において90分間のみの歩行が許可されている。 Martin同志は、2015年6月はじめにプラハのパンクラック
(Pankrác)拘置所に移送され、既に気の進まない状況が更に悪くされた。彼は他の収監者から隔離され、独房監禁という状況であった。彼の個人所有物は総て彼のもとから取り上げられ、彼への差し入れ金すら届いていない。このように、Martin同志の所持金で覆われた入電チェックを受けねばならないラジオは届かなかった。彼は鉄格子と強化ガラス越しにでのみ片時も手錠を外されずに面会し、1日90分の制限区画のみの歩行を許されている。 Martin同志の食事情は言語道断である。パンクラック拘置所における取り決めによれば、彼はvegan食を食べる権利を有するが、現実には彼はベジタリアン食にさえありついていない。何故か皮肉なことに、Martin同志には豚肉が除かれた肉製品からなる”代替的な”ムスリム食、つまり明らかにvegan食ではないものが出された。 Martin同志は満足に食事を得ていない! 更にAles同志とPetr同志はベジタリアンであるが、3カ月に1回、最大5キロまでの食品を(差し入れ物品として)得ることを許可され、内容物は厳しく規制されている。この事実は、基本的な
品摂取が拘置所の提供によらず、外の関係者からの供給であるべき、ということだ! http://vscr.cz/veznice-pankrac-26/informacni-servis-1616/nejcastejsi-dotazy-649/stravovani-odsouzenych-5901
我々は、拘留中である同志3名の支援、中でも目下特にvegan者であることに配慮でき
るとしながら配慮しない拘置所当局に苦しめられているMartin同志への支援を呼びか
ける。
以下のように、小さなグループであっても効果的な取り組みを行うことが出来るの
で、出来ることは多い:
最初に、あなた方はパンクラック拘置所に抗議の電話をし、メールや手紙を書き、
(可能な場合は)訪問できるし、拘留された同志たちの食習慣に配慮した所内法令の
遵守を要求できる。 Address: Vězeňská služba ČR Vaze
bní věznice Praha – Pankrác PO Box 5 140 57 Praha 4 Cze
ch Republic Phone: +420 261 031 111, Email: vvpankrac@vez.pan.justice.cz
可能ならば、あなた方は Solidarity Group in St. Petersburg が組織したよう
な抗議と連帯の行動を行える。
あなた方は、あなた方の住む/活動する街で行動を組織できる。 Stockholm やEd
inburgh の同志たちが組織したように。
海外では、あなた方はチェコ大使館への政治的圧力をかけることが出来る。Edin
burgh の同志たちのように。
あなた方は情報を広めることが出来、そしてそれをAntiFénixと繋ぎ、また
はスケジュールに上っている取り組みに参加して支援することが出来る。
支援は、創造活動やベネフィットコンサート、落書き、横断幕、占拠、作曲によっ
て表現することも出来る。想像力の傾注を。創造性は無限であり、同様に我々の意志
を助ける。しかしながら、状況を悪くしないよう選んだ取り組みや行動であるよう考
えるべきである。
これはとても大事なことだが、3同志の法的救援活動としての法的支援や資金的
支援の多大な資金が常に必要となる。
拘留中の3同志同様に我々も、如何なる連帯表明によっても元気付けられること
だろう。
銀行振込コードなどは以下のとおり: 8760190237/0100 IBAN: CZ98 0100 0000 0
087 6019 0237 Swift code: KOMBCZPPXXX (KOMBCZPP)
殆どのものは弾圧に対して、そして拘留中の3同志のために直接出来ることである。P
etrがその手紙で書いたように:
親愛なる友たちへ 私の最大のそして最も激烈な欲求は、あなた方が今行ってい
る方法を行うことであり、そして決して脅かされないことだ。私の生涯の座右の銘は、
常に民衆に信用を持つということであり、私の拘留生活は単にそれを更に大きな範囲
で確認させることになるだけである。ここ拘置所ですら、拘留者と拘置所職員の間で、
真の自由を求める多大な欲求を見出すことが出来る。身体に気をつけて。同志的抱擁
でもって。(Petr S)
AntiFénix
理論的、広報的な、そしてコミュニケーション活動に加え、我々もまた拘留された同
志たちの支援連帯の定期的な文書通信を行っている。手紙は拘留中の同志たちにとっ
て隔離された場から外の世界へのつながりとして欠かせないものである。 チェコ国
家実効支配地域内での取り組みに参加できなかったり、拘留中の同志への手紙を書く
取り組みを組織できなくとも、拘留中の同志たちへ手紙を書きたいならば、幾つかの
方法がある。あなた方は以下のようにすることができる: antifenix(aT)riseup.net
宛にEメールで内容文を送っていただければ、それを彼らに転送させていただく。 手
紙の送り先アドレスを知らせるよう上記のEメール宛に送っていただく。 拘留中の同
志たちに手紙を書く方法についてのダウンロード可能なガイド文がantifenix.noblogs.orgにもあるので、実際に手紙を送っていただく前に先ずそれを読んでいただく。
笛などの鳴り物を鳴らしたり大声で幾人かが叫ぶと拘置所の壁を越えて拘留された同
志たちを勇気付けたり元気付けたり出来る。(video).個人の声は聞こえないかもしれ
ないが、激励行動の情報は上記の我々のページにある。その鳴り物や声が彼らの状況
を悪くする可能性もあるが、3同志は、そういった訪問をあたたかく歓迎してくれる。
ルズィニエ(Ruzyně)拘置所前激励行動後にPetrはこう書いた:
日曜日、私は連帯行動の音を聞いた! 言葉は表現できなくとも如何なる種類の
支援も私には意味があった! ありがとう、姉妹兄弟たち!
Martinの家族が寄せたメッセージ:
6月6日土曜にパンクラックとルズィニエの両拘置所前で抗議が行われ、拘置所当
局がMartinに”おまえの仲間がショーを続けるなら、おまえの待遇は厳しくなるぞ”
といった。Martinは私に、抗議を続け、もっと大きな音でもっと頻繁にやってくれと
皆に伝えてくれと言った。彼は続く抗議に気付いていたが、小さい窓の別の房に移さ
れた。彼が家族や友たちから受けた支援は彼にとって、そしてPetrやAlesにとっても
同様に大きな意味があった。
Alesは我々に寄せた手紙で以下のように書いた:
総ての連帯/支援、激励の表明にとても感謝している。あなた方総てへの挨拶と
同志的連帯でもって。